Senior Course 病理
—新しい病理組織標本の作り方—薄切のコツ
平山 章
1
1東京女子医大中検病理部
pp.682-683
発行日 1975年6月15日
Published Date 1975/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917717
- 有料閲覧
- 文献概要
良い切片を作るためには組織片の脱水,透徹,パラフィン浸透が良く,メスが良く研摩されていることが必要条件であるが,良い切片が得られない場合に何が原因であるかを見きわめることができなければならない.ミクロトーム刀の研摩の良否についての観察法は前号でふれたが,良く研摩された刀であると思っても実際薄切を行ってみてうまく切れない場合はもう一度研摩し直してみることも必要である.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.