シリーズ・日常検査における機械化のくふう・4
比色計のフローセル方式の組み立て(電磁弁制御装置)(2)
水野 映二
1
,
仁科 甫啓
1
,
小野 弘毅
1
,
北村 元仕
1
1虎の門病院臨床生化学検査部
pp.406-407
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917336
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前号(1)でフローセルを比色計に取り付けることについて述べた.これに続いて,フローセルへ吸引する試料量をコントロールする電磁弁制御装置の組み立てについて述べる.
本装置は電磁弁とタイマーを組み合わせて,一定減圧でフローセルへの吸引液量を設定するためのものである.これに必要な部品は表1(前号)に従って集める.シャーシへの穴あけ図1に従って部品の位置を定めるが,現物を置きながら決めるとよい.直径9-10mmの穴をあけるには5mmのドリルでいったん穴をあけておき,次いでリーマで徐々に大きくするとよい.また直径29mmの穴をあけるには3mmのドリルで円周にそって穴をあけておき,次にニッパーまたはラジオペンチで穴を切りとる.あとのギザギザを棒ヤスリで平らな円に仕上げる.
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