シリーズ・日常検査における機械化のくふう・最終回
既存の自動装置とフローセル比色方式を組み合わせた自動分析システムのくふう
水野 映二
1
,
仁科 甫啓
1
,
小野 弘毅
1
,
北村 元仕
1
1虎の門病院臨床生化学検査部
pp.1466-1467
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907468
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化学検査における自動化の目的は,年々増加する日常検査を能率的に処理し,診療へのサービスを拡大することにある.市販の自動分析装置も,もちろんこの目的のために開発されたものであるが,検査室の個々の条件,現実の要望をそのまま満たす場合はむしろ少ない.私たちがこのシリーズで述べてきた種々のくふうも,限られた条件下にあって生ずるこれらの断層を,自ら埋めなければならなかったからにほかならない.最終回として,今までのくふうを活用し,自動分析のシステムとして組み立てた2,3の装置について簡単に解説しよう.
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