今月の主題 膵疾患と臨床検査
総説
膵疾患診断法の進歩
佐藤 壽雄
1
,
武田 和憲
2
Toshio SATO
1
,
Kazunori TAKEDA
2
1仙台赤十字病院
2東北大学医学部第一外科学教室
キーワード:
内視鏡的超音波断層法
,
膵管内視鏡
,
膵外分泌機能検査法
,
膵癌腫瘍マーカー
,
膵外分泌調節ホルモン
Keyword:
内視鏡的超音波断層法
,
膵管内視鏡
,
膵外分泌機能検査法
,
膵癌腫瘍マーカー
,
膵外分泌調節ホルモン
pp.1037-1040
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916857
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膵外分泌機能検査法が普及し,さらに膵管造影法などの各種画像診断法の開発により,膵疾患の診断は飛躍的に進歩した.最近はMRIやポジトロンCTなども広く用いられようとしている.一方,膵酵素測定法も進歩し,膵炎のみならず,膵癌の診断にも一部用いられている.膵癌の腫瘍マーカーは各種のものが取りあげられ,それらの組み合わせによって,診断のみならず治療の手段にも用いられている.最近は膵外分泌機能調節ペプチドが次々と解明され,興味ある話題を提供している.
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