特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割
トピックス
新しい画像診断の展開
2.立体計測
安田 健治朗
1
,
中島 正継
1
1京都第二赤十字病院消化器科
キーワード:
立体表示
,
立体計測
,
mass voume
,
腫瘍縮小率
,
内視鏡的超音波断層法
,
EUS
Keyword:
立体表示
,
立体計測
,
mass voume
,
腫瘍縮小率
,
内視鏡的超音波断層法
,
EUS
pp.463-466
発行日 1999年2月26日
Published Date 1999/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102998
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要旨 消化管病変の立体計測の可能性を検証した.消化管病変を三次元像として抜き出すためには,消化管壁の詳細な描出に優れる内視鏡的超音波断層法(EUS)を用いることが望ましい.EUSでは組織とよく一致した層構造を基準に,壁内に存在する病変を抜き出すことが可能である.連続走査を可能とした超音波プローブによって病変部をスライスし,断面を厚さで乗じたものを積分すると体積を出すことができる.正確な測定にはスライス数を増やせば誤差は少なくなる.立体計測値を何に用いて,何を解析するかは今後の課題であるが,消化管病変も平面診断から立体診断となり吏に数量化できるようになる意義は決して小さいものではない.
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