座談会
中枢神経の組織切片作製法—そのルーチン化のために
畠山 茂
1
,
太田 邦夫
2
,
小出 ツネ
3
,
高橋 昭三
4
,
松山 春郎
5
,
万年 甫
6
,
渡辺 恒彦
7
1東京医科歯科大学・病理学
2東京大学・病理学
3虎の門病院・病理検査室
4東京大学・細菌学
5慶応大学・病理学
6東京医科歯科大学・難聴研究施設
7東京逓信病院・臨床検査部
pp.904-915
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916591
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畠山routineとしての中枢神経検索は今まで特に病理関係では非常におっくうがられていた傾向があります。これには色々の原因があると思われますが,その一つとして標本作製法という技術的な面で非常に多岐にわたっており統一がとれていないことがあげられます。そういった点でかなりとっつきにくいものがあったと思うんです。で,きょうこの席ではなるべく簡便で実用的な,かつ学術的要求にも十分耐え得る中枢神経標本作製法について,討議していただきたいと思います。
それでまず最初に固定の問題から入りたいと思いますが,松山先生にお話ししていただきたいと思います。
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