マスターしよう基本操作
凍結切片作製法
福元 茂
1,2
,
都築 正雄
1,2
,
浦野 順文
1,2
1神戸大学病理
2兵庫県立こども病院
pp.849-856
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202148
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凍結切片の作成は病理検査室の日常業務の中では欠かすことのできない作業である.手術中に行う迅速診断に,またパラフィン標本作用の過程で使われる有機溶媒に溶出あるいは破壊されるものを同定,検索するために凍結切片作成は必要である.
凍結切片の作成の原理は,凍結によって試料に一定の硬度を与えて,薄切することにある.これにはザルトリウス型凍結ミクロトームおよびクリオスタットを用いる方法の二つに大別される.
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