座談会
病理組織切片の作り方
渡辺 恒彦
1
,
千葉 宗平
2
,
矢島 権八
3
,
松村 義寛
4
,
高橋 昭三
5
,
内海 邦輔
6
,
斎藤 菊蔵
7
,
太田 邦夫
8,9
1東京逓信病院検査科
2東京第二病院検査科
3日本医大
4東京女子医大
5東京大学細菌学教室
6東京第二病院検査科
7東京医歯大病理学教室
8東京医歯大
9癌研究所病理部
pp.690-702
発行日 1960年11月15日
Published Date 1960/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905764
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司会 病理組織学では,組織切片を作り,これをそめて顕微鏡で見ているわけですが,切片をつくる上にいろいろな流儀があるように思います。それで,おのおのの場合にどのようにすれば一番いい切片が能率よくできるかというようなことについて,経験の深い皆様方から,若いテクニシャンに役に立つような示唆を与えていただければ非常にありがたいと思います。
組織標本を作るのは,極力構造を壊さないで普通の光が通り,先ず細胞が重ならない位の薄い切片にし,それを染色し,透徹することにあると思います。
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