グラフ
薄層ゲル濾過法によるタンパク分析
河合 忠
1
,
青木 紀生
1
,
山岸 安子
2
1日大臨床病理
2日大付属病院中央検査科
pp.699-706
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916487
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SephadexG−200superfineの有する分子筋効果を利用して,血清タンパクを分離する薄層ゲル炉過法によると,分子の大きさからA分画,G分画,M分画の3分画に分けることができる。本法は微量の検体で定性のみならず定量も可能で,これに免疫を応用すれば,さらに多数のタンパクの同定も可能である。
本法は,特に異常タンパク血症の鑑別診断法として有用な,新しいタンパク分画法であり,また,各タンパクの移動距離から,目的とするタンパク成分のおおよその分子量を知ることもできる。
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