レポート
"現実の臨床検査"を土産物に—国公私立大学病院臨床検査技術者研修会
堀越 晃
1
,
松本 佶也
1
1東大病院中検
pp.185
発行日 1968年3月15日
Published Date 1968/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916363
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去る昭和43年2月1日より8日まで,東京大学医学部附属病院において交部省主催による第1回の国公私立大学病院臨床検査技術者のための研修が行なわれた。全国の国公私立大学病院,分院と研突施設約60か所から,臨床検査技術者で臨床検査部(室)の主任以上の職務に在るものまたはこれに相当するもので,推せん選考されたものが参加した。これは大学病院が医学教育と研究及び診療にあたるという特殊性をもつところから,十分にその役割を果たし,能力を発揮させるとともに,臨床検査と技師のレベルアップを目的としている。
大学病院に中央検査室が設置されはじめてから10数年たち,現在では殆んどの大学病院で臨床検査室が中央化された。従って施設の運営と管理,検査技術,精確度管理,技術者としての姿勢等について方向づけが必要な段階にきていることが,この研修会をもつ意義と解釈してよいだろう。
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