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第2回国公私立大学病院臨床検査技術者研修会—充実した領域別分科会(生化学,血清,血液)
池田 恭二
1
,
中根 清司
2
,
平井 恵美子
3
,
宮本 誠
4
1日大
2名大
3東医歯大
4岡山大
pp.530-533
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906456
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去る昭和44年1月30日より2月6目まで東京大学医学部付属病院において,文部省主催による第2回国公私立大学病院臨床検査技師の研修が,全国44大学47施設71名を集めて行なわれた.参加規定は各臨床検査部(室)の主任またはそれに相当する者で,目的も各大学病院の検査技術のレベルアップを目的としている.今年度は,昨年の研修から大幅に内容を充実させ,4目間の講義と3日間の実習が行なわれた.時間単位は3時間の短い時間であったが,各講師の要領良くまとめられた講義を非常に熱心に聴講し,活発な質疑も行なわれた。初めは堅苦しい雰囲気であったが,同じ仕事の技師たちの集りのためか,しだいにうち解け,なごやかな研修会が行なわれた.
土屋教授:"臨床検査部の運営と管理"は,検査技術が進歩すればしだいに業務が分業化され重要視される.病院の中でも検査部は大きな位置を占めるが,その人員の管理,仕事の運営,使用機械類の耐用年数などについて模範的病院の例をとり説明,また,機械類では臨床病理学会で定めた例をあげ,ことこまかにスライドにより解説され運営管理の方法を示された.
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