講座 やさしい数学
新しい数学序説(3)—線型計画法
高垣 東一郎
1
1順天堂大学数学統計学
pp.258-262
発行日 1966年3月15日
Published Date 1966/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915922
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《はじめに》
前回までの序説(1)(2)において,集合,論理の入門をとり上げ,具体例によって平易な解説を試みた。
先ず,集合,すなわち‘ある特定な性質をもつものの集まり’を考え,それらのいくつかA,B, C,……について,和集合(結びU),共通部分(交わり∩)をとると,これらの操作は,実数(または複素数)の加法(+)や乗法(×)と類似した計算規則に従うが,より広い性質をもっていることをみた。
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