座談会
化学検査試薬をめぐって—試薬の純度・保存のことなど
浅川 皓司
1
,
佐藤 徳郎
2
,
斯波 之茂
3
,
長沢 佳熊
4
,
松村 義寛
5
1東京化成工業株式会社
2公衆衛生院生化学
3関東化学株式会社
4国立衛生試験所生物化学
5東京女子医大生化学
pp.508-515
発行日 1965年6月15日
Published Date 1965/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915767
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規格のはなし
司会(松村)検査技術士は検査が生命でありまして,その検査をするについて必ず試薬が必要になるというわけで,数多くの試薬にとりかこまれて生活していますが,この試薬は買つてくるときはちやんと瓶に詰まつてレッテルがはつてある。そうするとその中には純粋なものが入つているというように理解をして,いろいろ作業をするわけですがその時に試薬の品質を信じすぎていろいろなまずい結果が出たときにあちこちブーブーいつたりすることがありますけれども,大体,試薬はどういう純度が保証され,どのくらいのものであるかというようなことが,今はかなりよくきまつております。試薬のあるものはJIS試薬としてきちんと保証されているような状態であります。そういつた規格の話から斯波先生に伺いたいと思います。
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