グラフ
試薬の整理保存
吉田 光孝
1
,
北村 元仕
1
1虎の門病院臨床生化学検査部
pp.543-550
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906458
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一般に試薬は単純試薬と調製試薬に分けられ,それぞれ適切な整理と保存が要求される.整理は検査実施上の機能面に,保存条件は試薬の安定性に関連し重要であることは当然である.しかし,一面危険性や,他に影響を与えるためなどから,隔離を優先しなければならないこともある.
危険薬品もその危険性の面より見れば多種多様で,発火性,引火性,可燃性,爆発性,酸化性,禁水性,強酸性,腐食性,有毒性,有害性,放射性とあげらねるが,それらの危険の性質に応じ適切な保管方法が必要となる.すなわち事故が発生しないように,また火災時においても危険が増大しないように考慮さねるべきであろう.
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