技術講座 一般
機器の取り扱いと試薬・試験紙の保存
佐藤 春枝
1
1前橋日赤病院検査科
pp.370-372
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201060
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1.顕微鏡の取り扱い方とその注意点
顕微鏡にも普通顕微鏡から特殊顕微鏡まで種々のものがあり,また普通顕微鏡の中にも型式も多く,更に接眼の部分が単眼のもの,双眼のもの,三眼のものなどがある.鏡検する検査も種々あり,その目的によって顕微鏡の取り扱い方が異なっている.ここでは普通顕微鏡の一般的な使用法と注意点をまとめてみよう.
顕微鏡の構造を見ると,(1)接眼レンズ,(2)対物レンズ,(3)鏡筒,(4)標本を載せる載物台とその左右移動装置,(5)ピントを合わせるための鏡筒または載物台の上下装置の粗動ネジと微動ネジ,(6)光源,(7)反射鏡,(8)集光器(コンデンサー),(9)絞り(虹彩遮光器),(10)それらを支えるための支柱,から成っている.
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