今月の主題 遺伝
座談会
臨床検査値の個体差をどう考えるか
北村 元仕
1
,
荻田 善一
2,3
,
平山 宗宏
4
,
石井 暢
5
1虎の門病院臨床化学科
2富山医科薬科大学
3和漢薬研究所病態生化学
4東京大学・母子保健
5昭和大学・臨床病理
pp.1646-1655
発行日 1980年12月15日
Published Date 1980/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915676
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正常範囲を外れたデータは異常(病気)であると言い切れないところに診断の難しさがある.まして,集団の正常値を物差しとして,遺伝,環境,発育のそれぞれ異なる個人を,正常・異常と判別するのは極めて困難と言える.ここでは特に化学検査値の個体差について語っていただく.
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