質疑応答
臨床化学 薬剤有効血中濃度に個体差はあるか
宮本 侃治
1
,
M生
1国立神経センター代謝研究部
pp.1671-1672
発行日 1983年12月15日
Published Date 1983/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912080
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〔問〕 TDM (薬剤血中濃度管理)が盛んですが,有効濃度と中毒濃度とが接近しているために管理が必要であると聞きます.しかし,有効濃度・中毒濃度はすべての人において一定なのでしょうか.個体差を考えなくてもよいのかお教えください.
そして,もし個体差があるとすれば,中毒濃度を調べるよりも,副作用によって起こる他の異常(例えば肝障害をもたらすものであれば肝機能検査)をチェックするほうがより効果的だと思いますが,このような考えかたは妥当でしょうか.
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