Japanese
English
研究
最近の臨床材料より分離されたSerratia marcescensについて
Studies on Serratia marcescens Recently Isolated from Clinical Materials.
中村 恵一
1
,
高森 陽子
1
,
大川 澄男
2
,
柳瀬 義男
3
Kciichi NAKAMURA
1
,
Yohko TAKAMORI
1
,
Sumio OHKAWA
2
,
Yoshio YANASE
3
1伊達赤十字病院検査部
2伊達赤十字病院小児科
3日本赤十字社医療センター小児科
1Dept. of Clinical Laboratory, Date Redcross Hospital
2Dept. of Pediatrics, Date Rcdcross Hospital
3Dept. of Pediatrics, Japanese Redcross Medical Center
pp.1075-1078
発行日 1980年9月15日
Published Date 1980/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915577
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1978年5月〜11月に伊達赤十字病院検査部細菌検査室で扱った検体より分離したS.marcescens90株について検討を行い次の成績を得た.
(1)検出率については尿からの20.9%が最も多く,全体では7.6%であった.
(2) CBPC, SBPC及びTCに対してはいずれも80%以上が,CPでも過半数が高度耐性を示した.
(3) GM耐性菌は57.8%であり,このGM耐性菌に対してAMKはMICが1〜3管程度低い値であった.またTOB, DKB及びKMではGMより劣る感受性を示した.
(4) GM耐性菌と検出部位の関係については有意の差をもつ特徴はみられなかった.
(5)血清型4型菌株にはGM耐性菌が有意に多かった.
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