特集 酵素による臨床化学分析
定量法各論
4．尿酸
影山 信雄
1
,
中根 清司
2
1社会保険中京病院検査部
2名古屋大学病院検査部
pp.1286-1303
発行日 1978年11月1日
Published Date 1978/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914927
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
尿酸の測定は，1890年にOfferがアルカリ性下でリンタングステン酸を尿酸が還元して，タングステン青を生ずることを見いだし，この反応を1912年にFolinとDenisが血中の尿酸定量に初めて導入したことにより始まった．以来，現在までに数多くの尿酸測定法の考案・改良がなされてきたが，これらの尿酸測定法は，原理別に大きく還元法と尿酸分解酵素を用いた酵素法に分けられる．
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
