Japanese
English
研究
免疫拡散板による血漿第Ⅷ因子の測定法
Method for Quantitative Determination of Plasma Factor Ⅷ Using Single Radial Immunodiffusion Plate.
宮谷 勝明
1,2
Katsuaki MIYATANI
1,2
1宇治黄檗病院臨床検査科
2北里大学衛生科学検査研究センター
1Central Laboratory for Clinical Investigation, Uji-Obaku Hospital
2Kitasato University Research and Development Center of Hygenic Sciences
pp.1005-1008
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914869
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緒言
血漿第Ⅷ因子(Antihemophilic factor)1)は内因性トロンボプラスチン形成に必須の血液凝固因子であって,その先天性の欠乏は血友病Aの凝血障害として古くから知られている.
生物学的活性として血漿第Ⅷ因子を測定するには,トロンボプラスチン生成試験による二段法2),部分トロンボプラスチン時間を応用した一段法3,4)が用いられている.これとは別に,免疫学的測定法5)も導入されるようになったが,一元平板免疫拡散法6)では血漿第Ⅷ因子を測定するのに検出感度が低いために,低値を示す疾患7,8)に対しては不便さがあった.
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