Japanese
English
研究
赤血球凝集反応によるα-フェトプロテイン測定のマイクロプレート化の検討
A Micromethod for the Detection of α-Feto- protein with Hemagglutination.
小安 美佐子
1
,
秋本 康子
1
,
母里 啓子
1
,
上野 正巳
2
Misako KOYASU
1
,
Yasuko AKIMOTO
1
,
Hiroko MORI
1
,
Masami UENO
2
1東京都がん検診センター臨床検査部
2東京都がん検診センター内科
1Clinical Laboratory Tokyo Metropolitan Cancer Detection Center
2Dept. of Internal Medicine, Tokyo Metropolitan Cancer Detection Center
pp.1009-1011
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914870
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はじめに
悪性新生物による死亡順位の第3位を占め年間1万人以上の死者を出す肝癌1)(人口10万対9.2,男12.0,女6.6)については,原発性肝癌の際に血中に現れ,出現率と特異性が高いα-フェトプロテイン2,3)の検索が診断的価値のあるものと高く評価されている.
現在では,α-フェトプロテインについては種々の測定法があるが,我々は肝癌の検診を胃癌集団検診と同時に消化器検診の一環として行うことを試み,一時に多数の検体を短時間で,かつ感度の高い方法で処理することを検討した結果,持田製薬から発売されている血中α-フェトプロテイン測定試薬"FPテストモチダ"キットに注目し,そのマイクロプレート化を試みた.
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