Japanese
English
研究
合成基質によるプラスミン測定の改良法
A Modified Method for the Measurement of Plasmin Activity Using Synthetic Substrate.
松尾 理
1
,
川口 倫子
1
,
美原 恒
1
Osamu MATSUO
1
,
Tomoko KAWAGUCHI
1
,
Hisashi MIHARA
1
1宮崎医科大学第2生理
12nd Dept. of Physiology, Miyazaki Medical College
pp.77-79
発行日 1978年1月15日
Published Date 1978/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914643
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
最近,新しく開発された合成基質S−2251により,プラスミン活性の測定が行われるようになってきた1〜3).この合成基質はプラスミンに対して非常に高い特異性を持っているため1),従来のフィブリン平板法4),ライシスタイム法5),カゼイン分解法6)7),エステル分解法8)どに比して測定結果の解析が容易であり,しかも光電比色計を用いるだけで,測定操作が非常に簡単である.しかしながら合成基質によるプラスミン活性測定の原法1)は多量の合成基質を使用しており,そのため,この原法をそのまま臨床検査に導入するには問題がある.そこで,合成基質の使用量を軽減すべく原法を改良し,臨床検査への手掛かりとした.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.