検査法の基礎検討のしかた 血液検査・2
凝固検査—[1]合成基質による測定法
浅井 正樹
1
1名古屋大学医学部附属病院検査部
pp.235-242
発行日 1997年3月1日
Published Date 1997/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903011
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はじめに
合成基質は,γ-GTPをはじめとする酵素検査や血液凝固線溶検査の分野でも広く用いられ,測定用試薬もキット化され数多く市販されている.本測定試薬を新しく日常検査へ導入するための基礎的な検討方法は酵素検査の手法に準ずることが多い1-4).
本稿では合成基質を用いる測定法の検討について,血液凝固線溶検査としての特徴を考慮した具体例を挙げて示す.
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