研究
ASO常用参照品の作製
水谷 昭夫
1
,
巴山 顕次
2
,
安田 純一
3
1京都府立医科大学臨床検査部細菌血清室
2大阪大学微生物病研究会検査部血清検査室
3国立予防衛生研究所一般検定部血液製剤室
pp.769-772
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914418
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はじめに
抗ストレプトリジンO (antistreptolysin O,以下ASOと略)に対してはWHOによって国際標準品が認定されており,各国はそれに基づいてそれぞれ国内標準品を作製し,試薬製造者ないし検査機関は国内標準品との比較により,更に常用参照品を作ることになっている.我が国で市販されているASO試薬には対照血清が添付されているが,それらがどういう手続きで作られたかは判然としない.この度,我々は関西地方における検査機関の有志の間で共同使用する目的でASO常用参照品の作製を試みたので,その成績を報告する.本研究は昭和50年度厚生省医薬品等試験調査委託費"診断用生物学的製剤基準調査研究委託費"の援助を受けた.
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