新しいキットの紹介
スパックコルチゾールキットの使用経験
小菅 幸子
1
,
仁科 甫啓
1,2
,
高橋 十志子
2
,
高山 夕子
2
,
橋本 寿美子
2
1虎の門病院RI研究室
2虎の門病院臨床化学検査部
pp.93-96
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911138
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はじめに
血中コルチゾール測定が診断上有益な情報となりうることは明らかであるが,従来の螢光法でコルチゾールを特異的に測定するのには血漿1ml近くを必要とし,日常検査として頻繁に測定するのには問題がみられた.
近年登場してきたラジオイムノアッセイ(RIA)法による測定では5〜10μlの検体量で,しかも有機溶媒抽出を行わない直接法も提唱されてきており,微量,迅速,簡便性などの点から注目されている.しかし.用いる抗体により特異性が異なり,正確度での問題がみられた.
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