学会印象記 第41回アメリカ臨床化学学会(AACC)
目だつ脂質関連テーマの発表,他
長 裕子
1
Hiroko CHO
1
1東京医科歯科大学病院検査部
pp.1169-1171
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914082
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第41回アメリカ臨床化学学会(AACC)が7月23日から27日までの5日間,米国南部ジョージア州アトランタ市で,Carl A.Burtis博士を大会会長として開催された.
6年前ニューヨークで開催されたときに出席して以来,AACCにも御無沙汰していたが,セルロースアセテート膜等電点電気泳動に関する仕事がかなりまとまってきたので発表することを思い立ち,6年ぶりに参加した.成田空港からデルタ航空を約16時間乗り,小説「風と共に去りぬ」の舞台として有名なアトランタに着いた.果てしなく広がる緑の平野と青い空の多いアトランタは,のどかなアメリカ地方都市という印象であった.会場となったジョージア・ワールドコングレスセンターはコンベンションシティーとして世界有数のものとして知られているだけあって,シンプルかつ機能的な多目的ホールで広さも十分あり,さすがに"土地のあり余るアメリカ"を感じさせるものであった.会場は町から少し離れていたが,主たるホテルから15分おきにシャトルバスが出ていたため,交通の不便さはまったく感じなかった.
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