特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
6章 血液生化学検査
4.脂質および関連物質
山本 幸代
1
1産業医科大学医学部医学教育担当教員
キーワード:
脂質異常症
,
生活習慣病予防健診
,
原発性脂質異常症
,
続発性脂質異常症
,
学校健診
,
成長曲線
,
カスケードスクリーニング
Keyword:
脂質異常症
,
生活習慣病予防健診
,
原発性脂質異常症
,
続発性脂質異常症
,
学校健診
,
成長曲線
,
カスケードスクリーニング
pp.1475-1481
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002841
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
脂質異常症は動脈硬化性疾患のリスク因子であり,動脈硬化にかかわる病理学的変化は,すでに小児期から出現している1).小児でも高脂質の食事の増加など食生活の変化に伴い高LDLコレステロール(LDL-C)血症が増加し,さらに肥満の増加に伴う高トリグリセライド(TG)血症・低HDLコレステロール(HDL-C)血症が増加している2).小児期から適切な対応が重要であるが,これまでは早期から積極的な介入がされてこなかったのが現状である.
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.