Japanese
English
研究
モノクローナル抗体LN−3を用いたパラフィン切片におけるHLA-DR陽性細胞の同定—固定条件の検討
Demonstration of HLA-DR Positive Cells with Monoclonal Antibody LN-3 in Paraffin-embedden Sections : Comparison of Fixative Methods
近藤 恵美子
1
,
柳沢 公子
1
Emiko KONDO
1
,
Kouko YANAGISAWA
1
1東北大学医学部病理学第一講座
1Department of Pathology, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
モノクローナル抗体
,
HLA-DR抗原
,
免疫組織化学
,
固定
,
二重染色
Keyword:
モノクローナル抗体
,
HLA-DR抗原
,
免疫組織化学
,
固定
,
二重染色
pp.1080-1084
発行日 1989年9月15日
Published Date 1989/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914066
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モノクローナル抗体を使っての免疫組織化学は原則として凍結切片で行うが,形態学的な保持能力は当然パラフィン切片に及ぼない.Class II抗原などはその中で最も破壊されやすいもので,原則的に凍結切片によっていたが,われわれは,4℃純アルコール一晩固定のパラフィン包埋切片においてLN−3がみごとにDR抗原を染め上げることを証明した.またDABとナフトールの二重染色も可能であった.PLP固定もアセトン固定も好成績を残したが,4℃純アルコール固定パラフィン包埋はその他のモノクローナル抗体でもよい結果を示していた.
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