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資料
ホルマリン固定パラフィン切片に有効な抗サイトケラチン抗体の検討
Evaluation of Several Anti-cytokeratin Monoclonal Anti-bodies for The Immunohistochemical Staining of The Formalin Fixed Paraffin Embedded Tissues
近藤 恵美子
1
,
角浜 千賀子
1
Emiko KONDO
1
,
Chikako KADOHAMA
1
1東北大学医学部病理学第一講座
1Department of Pathology Tohoku University School of Medicine
キーワード:
ホルマリン固定パラフィン切片
,
抗サイトケラチン抗体
,
正常上皮性組織
,
未分化癌
Keyword:
ホルマリン固定パラフィン切片
,
抗サイトケラチン抗体
,
正常上皮性組織
,
未分化癌
pp.429-434
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901057
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ホルマリン固定パラフィン切片に使用可能な3社7種の抗サイトケラチン抗体(DAKO社:A 575, Z 622, M 717, M 772, M 821/Immunotech社:KL-1/Labsystems社:PKK-1)を用いて,正常組織,および癌における染色性の比較,および診断への有効性を検討した.今回の結果ではKL-1がもっとも優れ,ほとんどの上皮細胞.癌に鮮明で安定した染色性を示した.しかし,一部の未分化癌などにおいて陰性から偽陽性を示すことより,KL-1単独ではなく,Z 622,またはM 821などとの併用がより確実な鑑別診断が可能となることがわかった.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.