今月の主題 造血器腫瘍の新しい検査
技術解説
可溶性IL−2レセプターの測定
田川 進一
1
,
木谷 照夫
1
Shinichi TAGAWA
1
,
Teruo KITANI
1
1大阪大学微生物病研究所附属病院内科
キーワード:
可溶性
,
IL−2R
,
Tac
,
p55
,
レセプター
Keyword:
可溶性
,
IL−2R
,
Tac
,
p55
,
レセプター
pp.381-384
発行日 1989年4月15日
Published Date 1989/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913949
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p55IL−2レセプター(IL−2R)はT細胞がIL−2や抗原やマイトゲンなどで刺激されると細胞表面に出現する.最近,抗Tac抗体で認識されるこのIL−2 Rが細胞膜表面のみならず,T細胞やT細胞株の培養上澄,さらにはT細胞性白血病のみならず広くB細胞性白血病患者の血清中,リンパ腫患者,膠原病患者血清中にも見いだされた.このIL−2Rは可溶性IL−2R(soluble IL−2R:sIL−2R)と呼ばれている.このslL−2Rの測定方法について概説し,その測定の臨床的意義について説明する.
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