今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策
検査と対策
AIDS
栗村 敬
1
Takashi KURIMURA
1
1鳥取大学医学部ウイルス学教室
pp.1593-1595
発行日 1988年12月15日
Published Date 1988/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913856
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AIDSに関する重要な問題の中でほぼ解決された数少ない成果の一つが,血液のスクリーニングである.新しい輸血による感染はまず起こらないと言える状況になってきた国々の数が増した.しかし,世界的にみると輸血によるHIV感染者の中よりのAIDS発症は衰えをみせていない.これは潜伏期間が平均8.2年というような長さをもつためである.
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