シリーズ・癌細胞診・18
ウィルス感染症
石束 嘉男
1,2
Yoshio ISHIZUKA
1,2
1日本大学医学部
2厚生中央病院
pp.645-648
発行日 1986年6月15日
Published Date 1986/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912983
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各種ウイルスの感染に共通した細胞学的変化には,次のごときものがある.
(1)封入体の形成:核内あるいは細胞質内に,時にはその両者に封入体を見ることがある.その位置,形態,数はウィルスの種類により特異であり,それによりウイルスの種を同定しうることも多い.また,その大きさや頻度により,ウィルス感染後の時間あるいはそれが初感染か再感染かもわかることもある.
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