シリーズ・超音波診断・6
心臓・3—心筋疾患
山口 徹
1
Tetsu YAMAGUCHI
1
1三井記念病院循環器センター内科
pp.640-643
発行日 1986年6月15日
Published Date 1986/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912982
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心筋疾患は,主として心筋症と心筋炎で,後者は重症例を除くと,心エコー図上は異常所見を認めない例が多い.一方,心筋症は,心エコー図検査が普及するにつれ,軽症から重症まで広く存在することが知られるようになった.心筋症は,病因的には原発性と続発性に分けられ,機能的には肥大型,拡張型,拘束型に分けられる.単に心筋症といえば原発性のものを指す.
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