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資料
2,3-DPG測定キットの比較検討
Comparative Study of The Kits for Determination of 2,3-DPG in Blood by Sigma Co. and Boeringer Mannheim GmbH
金沢 文子
1
,
根本 義勝
1
,
田沢 稔
1
,
伊藤 隆司
1
,
田村 昌士
1
Ayako, KANAZAWA
1
,
Yoshikatsu NEMOTO
1
,
Minoru TAZAWA
1
,
Takashi ITOH
1
,
Masao TAMURA
1
1岩手医科大学第3内科
1Dept. of the third Internal Medicine, Iwate Medical College
pp.845-848
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912248
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はじめに
2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-diphosphoglyceric acid,以下,2,3-DPGと略)は人および多くの哺乳動物の赤血球中に高濃度に存在している.2,3-DPGは代謝エネルギーの供給に関与するほかに,ヘモグロビンによる酸素運搬機能に重要な役割を持ち,組織のヒポキシア発生機序におおいに関連している1).
2, 3-DPGの測定には従来化学蛍光法2,3)が用いられていたが,最近では酵素を用いた紫外吸光測定法が主として利用されている.筆者らは,Sigma社製の2, 3-DPG測定用キット(35UV)とBoeringher Mannheim(BMY)社製2, 3-DPG測定用キットの二種について比較検討する機会を得たので,その測定結果を報告する.
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