Japanese
English
研究
ο-トリジン法による血漿ヘモグロビン測定の評価
Evaluation of a Method Using o-Tolidine for Plasma Hemoglobin Determination
木村 潔
1
,
日下 千恵子
1
,
岡本 浩
1
,
川西 巧躬
1
,
水島 淳
1
,
矢切 良穂
2
,
石井 征文
2
,
上田 恭典
2
Kiyoshi KIMURA
1
,
Chieko KUSAKA
1
,
Hiroshi OKAMOTO
1
,
Isami KAWANISHI
1
,
Jun MIZUSHIMA
1
,
Yoshiho YAGIRI
2
,
Masafumi ISHII
2
,
Yasunori UEDA
2
1倉敷中央病院中央検査科血液室
2倉敷中央病院内科
1Dept. of Central Labaratories Kurashiki Central Hospital
2Dept. of Internal Medicine, Kurashiki Central Hospital
pp.841-844
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912247
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はじめに
人工心肺による溶血状態や溶血性血液疾患の診断に,血漿ヘモグロビン定量は不可欠の検査法であるが,ベンチジン法がその発癌作用によって発売禁止となって以来,臨床検査としての微量のヘモグロビン測定法は無かった.先に,渡辺ら2)はベンチジンの類似物質であるο-トリジン(ο-tolidine)を用いたDacieら1)の方法を追試し,日常検査として応用しうることを報告している.われわれは,今回このο-トリジン法について種々検討し,若干の知見を得たので報告する.
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