Japanese
English
研究
Micrococcus lysodeikticusを用いた好中球貪食能検査法
Quantitative Measurement of Phagocytic Activity by Leukocytes using Micrococcus lysodeikticus as a Particle
永田 隆己
1
,
浜上 公江
1
,
伊勢村 卓司
1
,
島田 信男
1
Takami NAGATA
1
,
Kimie HAMAGAMI
1
,
Takuji ISEMURA
1
,
Nobuo SHIMADA
1
1京都府立医科大学臨床検査部
1Dept. of Laboratory Medicine, Kyoto prefectural Univ. of Medicine
pp.1045-1048
発行日 1983年9月15日
Published Date 1983/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911973
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はじめに
血液細胞の貪食能の測定には,墨粒法1,2),ラテックス粒子法3,4)が一般的であり,他に油滴法5),菌数計数法6,7),アイソトープ標識法8),イースト法9),デンプン法10)などが考案されている.しかし迅速性,簡便性にはそれぞれ問題が残されているのが現状である.
今回私どもは,被貪食物の種類,およびその希釈液について比較検討し,被貪食物にMicrococcus lysode-kticus乾燥死菌,希釈液に6w/v%ヒドロキシエチルスターチ加生食水を用いた方法が手技の簡便性,迅速性,再現性において優れているという成績を得,本法における測定諸条件および正常値についても検討を行ったので報告する.
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