資料
50検体用自動赤沈計の検討
枦木 典子
1
,
相沢 真澄
1
,
清水 千里
1
,
塚田 理康
1
1虎の門病院血液検査室
pp.695-698
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911898
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はじめに
赤血球沈降速度(赤沈)検査は,血漿蛋白の変化,赤血球数の増減によってその値が左右される非特異的検査であるが,急性・慢性炎症,膠原病,悪性腫瘍,血管内凝固症候群など血漿蛋白に変化をきたす疾患の活動性,鑑別診断,治療効果の判定,および予後を知る良い指標となっている.また健康診断の際のスクリーニング検査としても用いられている1).
当院では,血液検査室が入院および外来の赤沈検査を担当している.毎年7%の増加を示す検査件数は,1982年には59,460件にも達しており,1人の検査技師が1日平均,約200検体を処理している.
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