今月の主題 レセプター病
カラーグラフ
ホルモン受容体
對馬 敏夫
1
1東京女子医科大学内科
pp.872-874
発行日 1982年8月15日
Published Date 1982/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911610
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ホルモンは産生臓器から分泌され,血流に乗って運ばれ,標的組織の細胞に到達して受容体(レセプター)に結合する.ホルモンと受容体の結合によって初めて,ホルモン作用が始動する.ホルモンの受容体には,細胞膜に存在する細胞膜受容体と,細胞内に存在する細胞質受容体が存在する.ペプチドホルモンやカテコールアミンの受容体は前者に属し,ステロイドホルモン,ビタミンD3,甲状腺ホルモンの受容体は細胞内に存在する.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.