Senior Course 血液
—検査室からみた血液疾患の特徴—多血症
松原 高賢
1
1熊本大,中検部
pp.562-563
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908986
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赤血球の増加した状態を多血症という.ヘモグラムを読むに当たり,貧血に対する関心が強いあまりに多血症はうっかり見逃しがちである.赤血球数男600万,女550万,Hb男189,女179あったら"おかしいな"と思わなければならない.
多血症は一つの症状であって,いろいろの原因で発生する.それに従って検査すべき項目および検査成績は当然異なってくる.多血症は相対的と絶対的とに大別される(表).
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