特集 自動化臨床検査法
化学
クロール(Cl)—塩化物イオン
牧野 秀夫
1
1名古屋保健衛生大学内科
pp.1263-1265
発行日 1973年11月1日
Published Date 1973/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908292
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クロールの測定法にはSchales&Schales硝酸第二水銀滴定法1)が主流をなしてきたが,最近,精度,実用性ともにすぐれたクロライドメーター2)が普及し,しいて高価な自動分析器を必要としなくなった.しかし,クロールはNa, KおよびCO2,さらにBUN,グルコース,あるいはクレアチニンなどと同時に測定する必要が多く,いわゆるSequential Multiple Analysisの見地からフロー方式では早くから取り入れられている.私どももSMA 12/30,12/60を使用してきたので,その経験をもとに,フロー方式におけるクロールの測定の自動化について説明を加えることとする.
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