シリーズ・一般検査 尿検査・1
検尿の誤りを防ぐ
猪狩 淳
1
1順大臨床病理
pp.799-800
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908157
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尿検査は一般検査のなかで最も検体数が多い.検査者は定性,定量,鏡検など検査項目ばかりに気を取られ,採取上のまちがいや検体の受け付け,報告など事務的処理の誤りなどには案外無関心なものである.
検尿の過誤を防ぐ第1のポイントは,検査の手順をよく整理してとりかかることにある.また,たいせつなことは,尿の清濁,色調,臭気などに多くの情報が含まれており,決してなおざりにしないことであろう.
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