増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ
[1]検体検査
検尿
白石 晃司
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
pp.8-9
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205899
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
ここがポイント
◉尿検査は試験紙および沈渣の判定をもとに,検体(新鮮尿か蓄尿か,早朝か随時か)や患者の状態(基礎疾患や内服の有無など)を総合的に判断し,診断の一助とする.
◉シスチン,シュウ酸カルシウム,尿酸およびstruviteの結晶はしばしば遭遇し,形状の鑑別により治療方針の決定へと直結するため,必ず鑑別するようにする.
◉細菌尿や白血球の存在は必ずしも病的な状態を示すわけではなく,患者の状態に応じて抗菌薬投与の決定がなされるべきである.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.