私のくふう
ゲル内沈降反応における中性洗剤処理法
富田 有祐
1
,
城 宏輔
1
,
高橋 紀久雄
1
,
新藤 龍也
1
,
田沼 一成
1
,
竹下 隆裕
2
1埼玉県小児保健センター
2国立がんセンター
pp.1031
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907754
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私どもの臨床検査室では,免疫不全症候群のスクリーニングテストの1つとして,免疫グロブリン(γA,γG,γM,γD,γE)の定量を行なっている.測定方法は市販の抗血清とアガロースから寒天ゲル板を作り,γA,γG,γMはDirect single radial immunodiffusion法,γD,γEはIndirect single radial immunodiffusion法を用いているが,沈降輪の直径は家庭用液体中性洗剤に浸してから測定している.中性洗剤で処理すると沈降輪の輪郭がきわめて明瞭に直視でき測定しやすくなる.
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