研究
市販ウシおよびヒトフィブリノゲンに混在する線溶系因子の検討
宮谷 勝明
1
,
高畑 譲二
2
1宇治黄檗病院臨床検査室
2宇治黄檗病院内科
pp.516-518
発行日 1972年5月15日
Published Date 1972/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907616
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著者らは先にフィブリン平板法を用いてヒトフィブリノゲンの中に混在する線溶系因子,特にプラスミノゲン・プロアクチベーターは,ウシフィブリノゲンのそれよりもきわめて大量に含まれていたことを報告1)してきたが,今回は,SK活性化溶解測定法2)に若干改変を加えた3種の方法を用い,ウシフィブリノゲン5種とヒトフィブリノゲン3種を基質の対象としてフィブリンの溶解時間に及ぼす諸因子の影響について吟味を行なったので,その成績を報告する.
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