Japanese
English
研究
ウシフィブリノゲンを用いた黄色ブドウ球菌コアグラーゼおよびフィブリノリジンの検出
Detection of Staphylococcal Coagulase and Staphylokinase Using Bovine Fibrinogen
益田 昭吾
1
,
保科 定頼
2
,
伊藤 祥子
1
,
吉沢 幸夫
1
,
黒坂 公生
2
Shogo MASUDA
1
,
Sadayori HOSHINA
2
,
Shoko ITO
1
,
Yukio YOSHIZAWA
1
,
Kosei KUROSAKA
2
1東京慈恵会医科大学細菌学教室
2東京慈恵会医科大学臨床検査医学教室
1Dept. of Microbiology, Jikei Univ. school of Medicine
2Dept. of Laboratory Medicine, Jikei Univ. School of Medicine
pp.346-348
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911507
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黄色ブドウ球菌が産生するコアグラーゼは,その病原性因子としての役割はさておき,本菌種の同定に当たって重要な意義を有することは周知の事実である1).
われわれは以前からプロテインA産生性に関する変異株のコアグラーゼ産生性を検討するに当たって,ヒト血漿平板の代わりに,ウシフィブリノゲンを含んだ平板培地を用いていたが,最近になって同様の発想に基づいた検討が発表2)されたことを知ったので,本報告ではわれわれの実際に行っている方法と比較しつつ,今までに得られた結果を紹介してみたいと思う.
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