研究
Methampyron還元剤を用いる血清および尿無機リン酸の比色定量法
曾根 淳
1
,
斎藤 和子
1
,
福井 巌
1
1京府医大臨床検査部
pp.412-414
発行日 1972年4月15日
Published Date 1972/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907586
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はじめに
無機リン酸の定量法は,一般に酸性下でリンモリブデン酸を適当な還元剤でモリブデン青として比色する方法が用いられている.還元剤には現在までハイドロキノン1-3),1,2,4-アミノナフトールスルホン酸4),塩化第一スズ5,6),アミドール7),メトール8),アスコルビン酸9),硫酸第一鉄10),p-セミジン11),硫酸第一鉄アンモニウム12)などが用いられている.
私どもは新還元剤としてMethampyron13)(sodium 1-phenyl-2,3-dimethyl-5-pyrazolone-4-methylami-nomethanesulfonate)を用いた無機リン酸比色定量法について検討したので,その結果を報告する.
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