研究
肝吸虫卵排出から見たその生存期間
長谷川 幸一
1
,
藤間 明美
1
1新潟県厚生連葛塚病院検査室
pp.599-600
発行日 1970年6月15日
Published Date 1970/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906824
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はじめに
肝吸虫の生存期間は一般には数か年以上と考えられており,最も長いので小林(1910)は自分で肝吸虫メタセルカリヤを試食し,1か月後に虫卵の排出を見て,その後排出を見つづけて,満8年以上は生存しうるものと報告している1).
私たちも1患者の虫卵の排出を観察し,より長い生存期間の成績を得たので報告する.
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