研究
血色素測定試薬ヘモキットNの使用経験
黒川 一郎
1
,
田中 系子
1
,
鈴木 五穂
1
,
木村 寿之
1
,
永井 竜夫
1
1札幌医大病院中央検査部
pp.505-506
発行日 1970年5月15日
Published Date 1970/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906796
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
シァンメトヘモグロビン法による血色素測定試薬は,他検査試薬の傾向を同じくし,しだいにキット化される趨勢にあるといえる.血色素測定方法は近来国際委員会の方針として,Van Kampen法1)に依拠してすすめられてきており,この点に問題はないが,Weather burnら2)の検討でも従来のDrabkin試薬を含めてかなり製品間に質的な差異があり,製品個々の吟味が必要と思われる.今回日本商事製ヘモキットNを検討する機会を得たので,現在までの成績を報告する.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.