新しいキットの紹介
Rheumatoid Arthritis testとしてのイオン交換樹脂を用いた興和RA Testについて
小林 稔
1
,
金山 昭平
1
,
三島 夫美子
1
,
飯田 治
1
1神戸大病院中検微生物検査室
pp.405-412
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906767
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
慢性関節リウマチ(以下RAと略称する)患者血清中の,リウマチ因子(以下RFと略称する)の検索としてのRA—テストについてはすでに多くの文献があり,臨床検査として知明のものの1つである.一方,ある種のイオン交換樹脂がタンパクをよく吸着することから,微細化されたイオン交換樹脂に変性γ—グロブリンを吸着させ,均一で微細な凝集塊を明確に認めることができるばかりでなく,溶血剤を加え直接血液を用いても,血清におけると同様の反応を観察できる試薬が考察されたので,その成績を報告し,従来より使用中の同種のものとの比較を行なった.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.