1ページの知識 血清
ASLO検査再考
水谷 昭夫
1
1京府医大・臨床検査部
pp.59
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906667
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ASLOは,Lancefieldの分類によるA群溶血性連鎖球菌およびC,G群の一部のものが産出する溶血毒素,ストレプトリジンOに対して生体が産生する抗体,抗ストレプトリジンOを定量的に検出するおなじみの検査である.この検査によってわれわれは上記溶連菌の感染の有無,または感染後のその活動状況を知ることができる.
現在,最も一般的に行なわれている術式はRantz-Randall法(1945)である.その他Crawford-Robinsonの毛細管法(1954),Japlonによる微量法(1958)などもあるが,あまり普及していない.
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